目立つ自分、でも憧れを隠してきた自分
私は昔から「目立つ存在」だと思われてきました。発表会やリーダー役を任されることが多く、憧れられることもありました。でも、実はそれは私自身の「なりたい自分」ではありませんでした。
いつも誰かに憧れていたのに、その憧れを隠して、まるで自分自身であるかのように無理をして振る舞っていたんです。本当の自分を知られるのが怖かったのかもしれません。だからこそ、どれだけ目立っても、心の奥底では「満たされない」と感じていました。
家族の仲良し感と、本当の気持ち
家族とは仲良しだと思っていました。兄と弟に囲まれた環境で、「ファミコン(ファミリー+コンプレックス)」なんて冗談を言い合っていました。でも30歳を過ぎて、結婚する頃に気づいたんです。私は、母親のことが好きではないかもしれないと。
母は私を、男社会で生きられるよう導いてくれました。そのおかげで、今の私はある。でも、管理職になった話すら忘れ、私に「正社員での転職は難しいだろう」と言った時、胸が締め付けられる思いでした。
実家での会話もストレスでした。「うちは近所よりすごい」という相対的な評価や、誰かを蹴落とすような会話。それが私にはとても苦しかった。だから今でも、母親と仲が良いふりをするのが精一杯です。
職場の人間関係と繊細さ
職場でも、人間関係に悩むことが多いです。女性同士の距離感が難しく、何気ない会話が噂話に変わり、気づけば敵を作ってしまう。そんな中で、自然と男性との会話の方が気楽になりました。でもそれがまた別の噂につながる。本当に、どうしてこんなに難しいんだろうと悩む日々です。
矛盾を抱える自分、でも向き合いたい
私は気が強い方だと思います。でも本当は、小さなことにも心が動き、いろいろなことを気にしてしまう繊細な性格です。それを隠すために気にしていないふりをして、逆に誤解されてしまうこともあります。「嫌われているかもしれない」「何か悪かったかな」と考え込む。その繰り返しでした。
でも最近は、少しずつ「こんな自分でもいいんだ」と思えるようになってきました。自分の特性を受け入れ、足りない部分ばかりに目を向けず、あるものに気づいていきたい。
ブログを書くことで、そんな気持ちを整理しています。同じように悩む誰かがこの記事を読んで、「私もそうだ」と思ってくれたら嬉しいです。